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宝船の回文
なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな(永き世の遠の眠りのみな目ざめ波乗り船の音のよきかな)』とは、和歌の一首です。この歌は最初から読んでも逆から読んでも同じ音になる「回文歌」です。室町時代の頃から、「 初夢」文化のひとつとして日本で行われた風習に用いられました。現代ではマイナーな風習と化していますが、「初夢」に「宝船」はこの歌が簡略化された名残りでもあります。

意味・解釈

・進みゆく船は心地良く波音を立てるので、過ぎ去る刻の数えを忘れてしまい、ふっと「朝はいつ訪れるのだろう」と想うほど夜の長さを感じた。

・調子良く進む船が海を蹴立てゆく波の音は、夜が永遠に続いてしまうのではと思うほど心地よいので、思わず眠りも覚めてしまう。

・長い世の中の遠い戦いの記憶から皆よ目を覚ましなさい。波に乗っている船にぶつかる音の状況はよいのだろうか。

(*Wikipediaより引用)